ハーブガイド【Calendula】

優れた収れん、殺菌作用があり、感染症やニキビの治療・皮膚炎に効果的です。アトピー性皮膚炎にもステロイドの代わりに使います。リンパの流れを良くするので炎症を抑える役目もします。

ハーブガイド【Cranberry】

昔から利尿剤・殺菌剤・解熱剤・尿管感染の家庭薬として使われてきました。特に慢性・急性を問わず泌尿器感染症に効果があります。尿路感染患者を対象にした最近の研究では被験者の70%近くの尿路感染が防げた という結果も出ています。アントシアニン・ビタミンCなどを含んでいます。

ハーブガイド【Black Currant】

炎症反応を弱めるプロスタグランジンを造るγ-リノレン酸を豊富に含んでいます。全身性エリテマトーデス（SLE）に、また乾燥や老化で細くなっている髪の毛や、爪が薄く割れやすい時にも効果的です。情緒不安定・うつ状態・イライラ・むくみ・頭痛・関節炎などの月経前症候群に。炎症や黒湿疹・アトピー性皮膚炎・多発性硬化症などの皮膚トラブルにも使います。免疫系の発達と健康維持に重要な必須脂肪酸を多く含むハーブです。少なくとも２ヶ月くらいは続けて使ってみましょう。

ハーブガイド【Gotu Kola】

抗炎症・中枢神経系抑制・抗けいれん作用・抗うつ作用・鎮静作用などがあります。扁桃炎・胸膜炎・泌尿器系の感染・感染症肝炎・黄疸の治療等に使われます。アーユルヴェーダではブレインハーブとして使われています。また、コラーゲン生成も助けることから、スキンケア化粧品にも使用されています。適切に使用すれば安全なハーブですが、月経促進作用があるため妊娠初期には使いません。

ハーブガイド【Siberian Ginseng】

抵抗力をつけ免疫力強化作用・抗ストレス作用・血管拡張作用のあるハーブです。コレステロール値・血圧を下げて心疾患を防ぎます。過敏性腸症候群などにも有効です。ストレス耐性があることでよく知られ、ソビエト軍が集中力をつけるために兵士に支給していたという有名なエピソードがあります。エネルギー量を増やし体力をつけて、病気や感染・精神的な障害などに対処できる体にします。

ハーブガイド【Ginger】

吐き気・乗り物酔い・つわり・腹痛・関節炎・消化不良・潰瘍・胃のむかつき・末梢血管の血行不良などに使います。体をあたためて消化を刺激し、胃のむかつきを抑え、痛みを緩和します。血液をサラサラにするので、心臓病・糖尿病・血液凝固剤などによる治療を受けている人は多用しないようにしましょう。

ハーブガイド【Dandelion】

根は安全で確実な肝臓の強壮剤です。胆汁の分泌と肝臓全体の循環を促します。肝臓から分泌された胆汁を蓄える胆のうも刺激を受けて消化を助けます。穏やかな下剤として、老廃物を体外に排出する役目も持っています。体の中で最初にフィルターの役目をする肝臓の機能を高めて、体のバランスを保ちましょう。

ハーブガイド【St.John's Wort】

穏やかな鎮痛・鎮静作用・抗うつ作用・抗炎症・抗ウィルス・収れん作用があります・またメラトニンの分泌を促進する作用もありますので睡眠リズム障害にも使います。従来の抗うつ剤と比べて副作用がほとんどありません。ただし光を体内に取り入れる作用があるので光線アレルギーの人は使えません。処方薬・新薬を服用されてる方は注意が必要です。ヘルペスの治療や神経疾患・エイズなどにも効果が期待されているハーブです。

ハーブガイド【Chaste Tree】

女性ホルモンの分泌を調整し、月経不順や更年期障害に効果のあるハーブです。母乳の出をよくするハーブとしても知られています。無排卵にはブラックコホシュとチェイストベリーを上手に使うとかなりの効果が期待できます。黄体ホルモンが不足している妊婦については妊娠３ヶ月までは流産防止の為に使うことも出来ますが、基本的に妊娠中は使用をさけましょう。

ハーブガイド【Feverfew】

神経（多発性硬化症）・関節（慢性関節リウマチ）・内分泌腺（重力筋無力症・甲状腺炎）・筋肉（多発性筋炎）・腎臓（糸球体腎炎）・自己免疫性の関節炎・全身の結合組織（全身性エリテマトーデス）などの自己免疫疾患に使います。偏頭痛・筋肉痛・歯痛などの痛みを取り除く効果があります。子宮の動きを活発にする作用がありますので妊娠中は使えません。